第3のビールで十分だ

リスティング広告、SEO、LPOなどなどウェブマーケティングをちょこちょこやってます。いずれはウェブから出てマーケティングに進みたい。

GoogleAdwords出稿はSEOにほんのちょっとだけ効果がある話

最初に言っておきますが、基本的な検索順位に影響があるという話ではありませんし、ある程度Adwordsの予算を使うことが前提です。

AdwordsSEOに効果があるという都市伝説

僕は直接聞いたことはないのですが、SEOに関して調べていたり本を読んだりしていると「Adwords出稿はSEO的に効果があるのか」という話題が出てきます。

たいていは、「Adwords出稿がSEOに効果があるのは嘘」といった内容です。火のないところに噂は立たぬとは言いますが、私もAdwordsが自然検索の順位を上げるみたいな効果はないと思っています。

ただ、自然検索からの流入数にまったく影響がないわけではないとも思っています。

検索結果のパーソナライズにより、Adwordsが自然流入にも多少影響が出る

最近のGoogle検索はかなり個人にパーソナライズされた検索結果が表示されるようになってきています。もちろん広告の話ではなく自然検索の話です。

特に地域名は顕著で「ラーメン屋」「歯医者」といった店舗カテゴリで検索すると自分の住んでいる都道府県に合わせた検索結果が表示されるケースが増えています。

その検索結果のパーソナライズの一つに一度訪れたことのあるサイトを上位表示するという機能があります。

GoogleAdwordsからサイトに訪れたユーザーが違うクエリで検索したときに自サイトが上位表示されることがあるのです。1位に表示されることは少ないですが、ビッグワードで3位~7位に表示されることも多いため実際の流入数にも多少なり影響があるのではないかと考えています。

とはいえ、月間100万円使っても影響は月間流入は数十セッション程度のイメージなので大きなインパクトになることはありません。また、上位表示されるためにはある程度キーワードで評価されていることも必要だと思います。

なんだかんだ指名検索は発生する

Adwordsにある程度の予算を使って出稿していると自分のサイトを覚えてくれるユーザーが増えます。実際にまったく指名検索のなかったサイトでも月間100万円程度の広告予算を使えば1日数回の指名検索は発生しますし、ちょっとずつダイレクトにやってくるユーザーも増えていきます。

Adwordsが検索順位に影響するわけではないが、活かすことはできる

そのほかにも、リスティングで広告効果のいいキーワードはSEOで上位表示されたときの効果がいいことが多いですしキーワードの分析が非常に楽になります。リスティングを使えば無条件にSEOに良い効果があるわけではないですが、大きなシナジーを生むことは可能なのでリスティング担当とSEO担当、さらにはUI/UX担当もみんな仲良くすればいいと思います。